各サービスサイトにおける口コミ信用度の調査結果
なお、信用度としては、下記4つの基準で選んでいただきました。
- 素直に信用してる
(信用度90%以上) - それなりに信用してる
(信用度70%) - あまり信用してない
(信用度30%) - ほとんど信用していない
(信用度10%以下)
では結果を見ていきましょう。
なお、信用してない人が何故信用していないのかの理由についても意見をもらいましたので載せていきます。
1Amazon
- 買ってないのにレビューを書いてる人がいる
- 発売して間もない知名度の低い商品に高評価がたくさんついてることがある
- レビュワーの過去レビューをチェックすると、★5しかつけてないレビュワーがいる
- ★5のレビューで具体性が全くない文章がある
2楽天
- 「やらせ」「ステマ」の口コミ11万件発覚という過去がある
- ★5評価が大半のレビューで、そのアカウント名が全て「購入者さん」がある
- 店舗側が高評価の口コミを書くようユーザに依頼している
- 発売して間もない知名度の低い商品に高評価がたくさんついてることがある
3食べログ
- 39個のやらせ業者発覚という過去がある
- お店自体が「店に都合の悪いことは載せるな」と食ベログ側に依頼した事実
- 辛口レビュアーのアカウントが削除されたりしている
- 不適切な表現などないはずのレビューが削除されたことがある
食べログで、口コミがすごく良かったお店に行ったら、接客が最悪で、あまりに腹が立ったから口コミに書いたら、
食べログからめっちゃ口コミの内容変えてください、変えなければ削除しますよってきた。つまりそういう事なんだなーって思った。#食べログ#余計に怒ってます
— ENDee (@EndoPhoto) 2019年1月8日
4アットコスメ
- シャンプーカテゴリは特に「サクラ」だらけで、具体性がなく参考にならない
- ポエムのような文章を書いて高評価をつけてる人がいる
- 販売側がモニターに無料で商品渡して高評価な口コミ書かせてるのは周知の事実
- 高評価で商品説明のコピペのような文章がある
5じゃらん
- 「悪い口コミを書くと旅館から文句を言われる」という過去の事実があるので正直に書けない
- 旅行は頻繁に行くものではないので、旅行マニアのレビューでもない限り信用できない
- 旅館やホテルの接客の質は運もあるので、悪い接客へのクレームも良い接客への感謝も気にする意味がない
上記5サイトの信用度比較
じゃらん(旅行)
上記で比較した5サイトの口コミへの信頼度を見てみると、じゃらんだけやや高くなっています。
じゃらんの場合、他サービスと違って実際に利用した後じゃないとクチコミを投稿できないので、その分だけ信頼度があります。
↓じゃらんFAQのキャプチャ画像
Amazon、楽天、@コスメ(商品購入)
「Amazon」「楽天」「@コスメ」については、商品を購入するためのサイトという意味で、そこまで大きな差はありませんでした。
この3つのサイトはどれも70%ほどの口コミ信頼度を確保しています。
食べログ(グルメ)
食べログだけは、信頼度が約50%という低い数値になっています。
「やらせ発覚」を抜きにしても、グルメというジャンルは誰もにとって最も一般的だからか、その分だけ口コミ評価をチェックする目線も厳しくなっているのかもしれません。
グルメについての大手サイトは他に「ぐるなび」「ホットペッパーグルメ」などがありますが、そのどちらも口コミ機能はそれほど盛り上がっていないので、なんとか信用回復のために食べログに頑張っていただきたいところですね。
人はマイナスの感情の方が吐き出したいので、口コミの平均評価は実際の評価より下がる
人間はプラスの感情よりマイナスの感情の方が強く印象に残ると言われています。
これは、プラスの感情よりもマイナスの感情の方が吐き出したいレベルが高いことを意味します。
- 文句を言いたい
- 愚痴りたい
というような時、言い換えれば、
「期待値より質が低かったので、そのやりきれない気持ちを吐き出したい」というような心理です。
もしも、期待していた商品やサービスが実際に期待どおりのクオリティだったならば、特に伝えたいこともないのでレビューを書かない傾向があります。
もしも、期待していた商品やサービスが実際に期待値を超えるクオリティだったならば、その喜びをシェアしたくてレビューを書くかもしれません。
しかし、期待していた商品やサービスが期待以下のクオリティだった(期待を裏切られた)と感じた場合はどうでしょうか。
普段レビューを書かないような人でさえも、そのマイナスの感情(クレーム・愚痴)を吐き出したくなり、★1と評価をつけて不満の感情を書きなぐるわけですね。
何が言いたいかというと、、、
「よかった」と感じた人も「悪かった」と感じた人も「普通」だと感じた人も、全ての人間がレビューを投稿しているならば、評価は公正なものになるかもしれません。
しかし、
「悪かった」と感じた人ほどレビューを投稿する傾向があるので、ある商品やサービスの評価というものは、実際の評価よりも低くなっている可能性がある。
ということです。
もしかしたらこれを読んで「そんなことはない!俺は良いと思ったものは良いと投稿している」などと反論もきそうですが、あくまでも傾向の話であり、人間心理に基づく話なので、あしからず。
日常生活で例えるならば、仕事で良いことがあった時よりも嫌な事があった時の方が人を飲みに誘いたくなる、という原理ですね。
口コミの信用度は「価格・時間」「共感」「リスク回避」で変わる
口コミを信頼するかどうかといっても、それは状況によって変わります。
- 価格・時間
- 共感(背中を押して欲しい心理)
- リスク回避(損をしたくない心理)
具体的に説明していきます。
1価格・時間の面
口コミと言っても、例えば
- 300円の商品
- 30,000円の商品
では、チェックの入念度が変わるのは言うまでもありません。
300円の商品なら口コミなんて読まずにポチる人でも、30,000円の商品ならば、損な買い物をしないために色々な評判を入念にチェックするでしょう。
支払う金額に100倍の差があれば、情報収集への力の入れ具合に差が出るのは当然です。
そして、この「価格」の部分は「時間」に置き換えることができます。
たとえ無料のサービスだったとしても
- 3分で結果が分かること
- 3週間かける必要があること
では、①は気軽に試してしまうでしょうけど、②の場合は慎重な判断が必要でしょう。
2共感の面(背中を押して欲しい心理)
人間は脳の仕組み的に
- 見たくないものを見ない
- 受け入れたくない現実を受け入れない
というものがあります。
これは逆に言うと、購買の場面においては、
- 自分が良いと思ってるモノについて他の人も良いと言っていて欲しい
- 背中を押して欲しい
という共感者が存在して欲しいという心理です。
「背中を押して欲しい」という理由で、自分にとって都合の良い情報「ばかり」を探す心理状態なので、ネガティブな口コミよりもポジティブな口コミを優先的に探している状態です。
この心理の人は、買うという意欲がすでにかなり強い状態にあります。
だから、何としてでも自分を納得させるためのポジティブな口コミを探そうとします。
公正な評価が知りたいのではなく、決断の手助けが欲しいわけですね。
3リスク回避の面(損をしたくない心理)
これが一番多いパターンですね。
先ほど書いた「お金を無駄にしたくない」「時間を無駄にしたくない」という心理の話とかぶる部分がありますが、
誰しも、損をしたくない(失敗したくない)という気持ちは非常に強い
というものです。
人間のメンタルは「損失を怖れる気持ち」の方が「利益を得たい気持ち」よりも意思決定下において優先されます(プロスペクト理論)。
例えば、中学生や高校生が好きな人に告白するとして「OKもらえたら嬉しい(成功)」という気持ちよりも「フられたら悲しい(失敗)」という恐怖の気持ちの方が前面に出てしまうので、多くの人は気軽に告白ができないと考えれば分かりやすいかもしれません。
だから、ある商品やサービスについて本気で迷っている場合、先ほど述べた「背中を押して欲しい心理」とは逆で「お金や時間を損したくない心理」の状態なので、悪い口コミを入念にチェックするわけですね。
そのうえで「購入しても問題ないか?」を確認するわけです。
自分に合うかどうかを調査せよ
口コミをチェックする際の考え方として大事なのは、言うまでもなく平均評価をチェックすることではありません。
平均評価が、「(1.5)」だろうと「(3.0)」だろうと「(4.5)」だろうと、合わない人には合いませんし、合う人には合います。
映画のレビューで考えてみると分かりやすいと思います。
50件の口コミがあって、平均評価が「(3.0)」だとしても、その中には、評価1の人もいれば評価5の人もいるわけですね。
個人個人に「好み」や「合う・合わない」があるので、評価が分かれるのは当たり前です。
ですので、いくつかの口コミを読んでみて
- 自分の好みかどうか
- 自分に合うかどうか
を判断することがとても重要になってきます。
あなたの趣味・嗜好を一番分かっているのはあなた自身なので、あなたの人生の専属コンサルタントでもいない限りは、あなた自身が自分で判断するしかありません。
平均評価だけで判断していると、あなたに合っている商品やサービスを逃すことになってしまいます。
重要なことなので繰り返し言いますが、
判断基準にするのは、口コミの平均評価ではなく「あなたの好み」「あなたに合うかどうか」です。
(誰かに渡すプレゼントなどを購入する場合は、そのプレゼントをもらう人の好みに合うかどうか、です)
仮に、買おうと思った商品や、加入しようとしたサービスの平均評価が「(2.0)」だったとしても、あなたにとっては良い価値をもたらす可能性は大いにありますので、そんな時こそ口コミをチェックして冷静に判断するようにしましょう。
この辺、周囲に流されやすい典型的な日本人タイプの人は特に注意ですね。
まとめ
- 価格・時間で口コミの調査レベルが変わる
- 背中を押して欲しくてポジティブな口コミばかりを探すパターンがある
- 損したくなくて悪い口コミを入念にチェックするパターンもある
- 口コミをチェックする際は「自分の好み」「自分に合うかどうか」を基準にする
当サイトは色々なサービスの「ユーザ投稿型の」口コミサイトです。
「ステマ」「やらせ」は一切ないと断言します。
ジャンルごとに調べられますし、口コミ以外に必要と思われる客観的情報もセットで載せていますので、是非チェックしてみてくださいね。
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