救命救急センター、救急外来、救急病棟に転職した看護師の体験談になります。
- やりがい
- 良かったこと
- つらかったこと
- 難しかったこと
- 給料と仕事とのバランス
などなど、記載していただけたら幸いでございます。
★の評価については、救命救急で働くことについての「おすすめ度」でお願いします。
- (オススメできる)
- (まぁまぁオススメできる)
- (どちらとも言えない)
- (あまりオススメできない)
- (やめた方がいい)
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大学病院の救命救急センターで働きました。
ただ憧れて希望し、なぜか競争率の高い希望の科に配属されましたが、まさに戦場でした。(笑)
■辛かったこと
辛かったことは、なによりプライベートと仕事の区別をつけることができないくらい大変だったことです。
三交代で、夜勤が10回ほどあり、明け休み、入り休みばかりで、1日休みはすくなかったです。
おまけに、3年目まではレポート提出や課題も多く、休みはそれで潰れました。
実務においては、やはり患者さんの死が日常茶飯事なこと。
死に対して感情が湧かなくなってしまっていました。
そして、感情移入しないように働いていたと思います。
お話しできる患者さんがかなりすくないので、看護師として自分が患者さんの役にたてていると感じることができないところが辛かったです。
■良かったこと
良かったことは、新卒から死ぬ物狂いで勉強し、スキルをみにつけたことで、退職後、どの診療科がある病院へいっても重宝されましたし、自分も自信がありました。
■人間関係
人間関係は悪かったです。プライドが高い人がおおく、目をつけられるとしんどいことが多かったようにおもいます。
■給料
お給料は、手取りで26〜27万位で、危険手当が2万円含まれていました。
救急外来では患者さんの緊急性が高いことが多くあり、患者さんの生か死に直結する場面に立ち会う事が沢山あります。
そのため、やりがいはとても高いと思われます。
良いところは、とっさの判断や臨機応変な対応が身につくところです。
つらいことは、やはり患者さんが亡くなる場面にも沢山立ち会うことです。
給料については、患者の情報が曖昧な中、治療を始める事も多く、患者さんがどんな病気を持っているかわからない状態で接触したりするので、感染リスク等も高いので、もう少し手当などが欲しいです。
緊迫した場面などでピリピリした雰囲気もありますが、体育会系でサバサバしてる人が多いので、人間関係はそんなに困りませんでした。
積極に取り組む事が出来る人が向いていると思います。
救命救急センターで3交代制で働いていました。
命の危機にある患者さんを前に、思うように動けず、勤務が終わって家に帰ると落ち込んだり、時には自分が情けなくて涙したり、、、。
キツい時もありましたが、地道に勉強し、経験し、努力した毎日でしたし、今までの看護師人生の中で一番濃密な時間だったと思います。
回復された患者さんが一般病棟に移られる時には、その時病棟にいるスタッフみんなでお見送りをするのですが、救命救急センターに来られた時の事を思い出し、しみじみ良かった思いますし、これからも頑張って欲しいと思いながらお見送りしていました。
治療とともに、私達の看護があったからこそ、回復された患者さんをお見送りできる瞬間があると思います。
精神的に厳しいことが多い職場ではありますが、やりがいや喜びもたくさん感じられる職場だと思います。
2次救急外来で働いていました。
救急車受け入れ、24時間受け入れで診察をしていました。
やりがいはありました。心肺停止で運ばれ、蘇生できた時は本当に心から良かったと思います。
危険な状態からなんとか助けようと使命感に燃えます。
小児から老人まで幅広い患者がきます。
継続して関わるわけではなく、外来での限られた時間でしか関わらないので、多くの知識と経験が必要とされる診療科だと思います。
辛かったのは、蘇生できずに亡くなった患者を見送る時でした。
緊迫した状況も多々あるのでストレスは高い診療科です。
救急外来では、病棟ではなかなか経験のできない疾患を満遍なく経験することができます。
慣れるまでうまく動けないのが大変ですが、急変対応の経験も積めるので、一度は経験してみることをお勧めします。
何故かは覚えていませんが、病棟勤務の頃より給料が下がったような記憶があります。
皆で協力して仕事をしなければならないので、人間関係は良好でした。
救急外来は、忙しい時と暇な時の差があります。
忙しい時は、お昼ご飯も食べられないくらいバタバタな日も、、。
ただ、幅広い診療科がみれるので、勉強になります。
医師や検査技師、病棟看護師や安全管理など、関わる部署や人が多く、コミュニケーション力やチームワークを大切に出来る人、オンとオフの切り替えができる人が向いている場所です。
救命救急センターにおいて働くことは、とてもやりがいのある仕事ができるという反面、体力的にはキツく、労働時間も不規則、精神的な負担も大きいというデメリットも兼ね備えています。
また、どこの部署にもいるように、大御所と呼ばれる先輩看護師も鎮座しており、そことのコミュニケーションも重要となってくるため、身体的にも精神的にもきつい中、人間関係による精神的な負担も負荷される可能性が大いにあります。
社会の理不尽さを目の当たりにする症例も中にはあります。
そういった負の面はどうしても伴ってしまうことでしょう。
しかしながら、最初にあげたやりがいという点においては、勉学が伴えばとても感じることができるかと思われます。
楽しむためにはそれ相応の知識が必要となるため、勉強は欠かせない日々となりますが、やりがいに直結し、スキルアップにも繋がるので、良い現場と言えば良い現場なのかもしれません。
様々な症例が経験できるので、医療従事者としての経験値を稼ぐことができる。
色々な科の先生と交流ができ、顔見知りが増えて人脈を広げられる。
そして、なんとなーく何科にお勤めですか?と聞かれた時の響きがかっこいい、誇らしく思えた。
とにかく、忙しい時は忙しいので休憩時間が取れなかった。
看護学生が勤務したい科を検討中であれば、おススメできます。
なぜかというと、多種多様な疾患を抱えた内科急性期の患者から、重症患者の全身状態管理など、幅広いアセスメントとそれを生かす看護実践を学べるからです。
また、数分/数時間単位で変化する患者の状態に合わせて、適切な看護を模索する思考能力や判断能力も養われるからです。
毎日様々な疾患の患者が急患で運ばれてきます。
そのため、幅広い知識を持っている必要があります。
一つの疾患に対する深い知識を身に着けるのは困難な科ですが、その分、重要なポイントを押さえて看護することができる、とてもやりがいのある科だと思います。