脳神経外科に転職した看護師の体験談になります。
- やりがい
- 良かったこと
- つらかったこと
- 難しかったこと
- 給料と仕事とのバランス
などなど、記載していただけたら幸いでございます。
★の評価については、脳神経外科で働くことについての「おすすめ度」でお願いします。
- (オススメできる)
- (まぁまぁオススメできる)
- (どちらとも言えない)
- (あまりオススメできない)
- (やめた方がいい)
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脳神経外科に新人として入り、5年間働きました。
急性期のため、意識障害があって寝たきりの患者さんがほとんどでした。
装着されている機械(人工呼吸器やポンプ)や点滴、注射、内服の量も多く、働き始めた当初はとにかく全身の解剖学を叩き込み、機械管理や内服、看護業務を覚えるのに必死でした。
ですが、患者さんが少しずつリハビリで体が動かせるようになる、お話が出来るようになるなど、回復していく様子をみながら日々の看護が出来ることにとてもやりがいを感じます。
忙しい分、習得した知識や看護技術も沢山あるかと思います。
重症の患者さんが多い程看護量も多く、とにかく体力が必要になるかと思います。
業務量が多いので、場所によっては休憩もしっかりと取れない病院もあるかもしれません。
残業も多く給料面においては割りに合わないと感じることもあります。
超急性期の場面が多く、精神的に辛いがとてもやりがいがある。
運ばれてきた時に寝たきりだった患者様が、歩いて自宅に帰れるようにまで回復した時はとても嬉しかった。
人間の治癒力に感動する。
若い新人で入るなら脳神経外科で働くのはオススメです。
脳は重要な臓器であり、生命維持に必要な場所です。
脳神経外科の看護ができたら、全身管理が出来ると同じなので基礎知識がかなり備わります。
心臓疾患は特殊な科なので、それはまた別にいろいろと学ばないといけませんが、脳疾患に伴った消化器系呼吸器系癌疾患はだいたい看護できるようになるスキルが身につきます。
あと、麻痺の患者も多く、全介助・部分介助も多く介護師のような仕事もたくさんあるので、体力的にはきついです。
体力の自信のある若い人や、男性看護師がいると心強い診療科でもあります。
逆に言うと、あんまりガツガツした看護はする気がないとか、学ぶよりただ仕事として看護師したいなというくらいの気持ちの人にはオススメできません。
体力的・精神的にも強く大きくないと大変なの診療科だと思うからです。
脳梗塞など後遺症をもちながら、退院していく患者様が多いです。
そのため、退院指導が重要となり、リハビリスタッフ、栄養士、ソーシャルワーカーなどの他職種との連携が必須となります。
看護師間だけでなく、様々な職種と連携を取れる楽しさ、やりがいがあります。
特に在宅看護に興味がある方には向いていると思います。
介助が必要な患者様が多く、体位交換や車椅子移乗など、他の診療科に比べると体力が必要だと思います。
私が働いて病院の脳神経外科では、救急病院だったので、脳梗塞や脳出血・重度のクモ膜下出血・脳腫瘍など、様々な症例を経験することができ、とてもやりがいを感じました。
しかし、やりがいを感じる中にも症状悪化が著しい疾患もあるので、責任の重さに辛くなることもありました。
最先端のカテーテル治療も積極的に行われていたので勉強になることは沢山あり、一番やりがいを感じた病棟でした。
ちょっとの変化を見逃すと命とりになるので、先輩の看護師さん達は厳しい方もいましたが、厳しい分安心感があったのも事実です。
状態が落ち着いてリハビリをする患者主体の病棟勤務をしたことがありますが、とにかくナースコールが多かったです。
特に夜間が多くて、ひどい時は10分と経たないうちに同じ患者がコールしてくることも。。
そして要件は『腰痛いから湿布貼って』『のど乾いたから水頂戴』など、特に切羽詰まっていないこと…。
要は眠れないからいろんなところが気になって呼んでくる感じでした。
どこの病棟もそうですが、本当に根気がいる仕事だとため息をつきながら仕事してました。
脳神経外科病棟の看護は、急性期治療からリハビリテーションまでにつながる看護を行う。
そこが患者さんの予後を決める重要なこと。
ここでは積極的に看護を行わなければならない。
脳神経外科は急性期であり、脳と関係しているので術後の回復に驚かされます。
まったく目も開かない患者が術後数日には歩くまでに回復する姿は感動させられます。
若い患者は回復が早く、看護のやりがいを感じます。
ただ、脳神経の患者は麻痺の残存や意識低下の方が多く、ほぼ食事もトイレ動作も全部介助が必要な患者が多くて体力がなければ続かないです。
脳外科の患者は意識レベルが低い方が多い。
しかし、それでも我々看護師は健常者と接する時と同じように接しなければならない。
そんな中、スタッフの中にはケアの時に他の話をしたり、声掛けが不十分な人もいる。
これはとても大きな問題である。
仕事の仕方は人それぞれだが、私はそんな人と仕事をするのがとても辛い。
別に脳外科だけでの話ではないが、患者に対して敬意を払って、関わらせてもらっている立場であるという事を忘れずに仕事をしていきたい。
脳神経外科はその名の通り、脳の疾患を患い入院された方が大半を占めます。
一言で脳の疾患といってもその内容は様々で、小さい頃からその病気と闘ってきた方もいれば、突然発症した方、不慮の事故などで外傷を負った方などがおり、患者層も乳幼児から高齢者までと幅広いです。
人間の脳は心臓と並び、とても重要な役割をしており、呼吸や言語、運動など人間が生きていくために必要不可欠な多くの仕事をしています。
そんな脳が疾患により障害されてしまうと、意識状態が低下したり、手足が動かず麻痺がでたり、言葉が話せなくなったり、様々な障害が出てきます。
その部分のサポートをするのが脳神経外科ナースです。
今まで当たり前のようにしていたことができなくなる、そんな患者さんが多いのが脳神経外科です。
また、意識がなくなる患者さんもいます。
意識がなくても話しかけたりマッサージをしたり、刺激を加えることで反応が出てきたり、毎日関わることで少しの変化に気づくことができ、それが喜びとやる気に変わります。
麻痺が出る患者さんと多く関わりましたが、突然の発症に現実を受け入れられなかった患者さんが、日常生活の中にリハビリを取り入れながらこつこつと頑張り、最終的に自分の足で歩いて帰る姿や、しゃべることができなくなっても一生懸命なにかを伝えようと懸命に努力する姿、前向きに頑張る患者さんたちの姿は、とてもキラキラしていて、その時間をともに過ごせる幸せをいつも感じていました。
もちろん、結果的にあまりいい状態にならない方、亡くなる方も多くいます。
受け入れることができず塞ぎこんでしまい、そのまま転院していく患者さんもいます。
しかしそれでも、その入院生活をいかに無駄なく充実した時間にするか、その人らしく最後まで過ごすことができるか、脳神経外科ナースの関わり方で変わってくると思っています。
人の人生を左右する重要な役割を担っており、責任のある仕事ですが、それがやりがいであり、脳神経外科ナースの楽しさではないかと思います。
私が働いてた脳神経外科は市民病院でしたので、とても大きい病院でしたが、その中でも最も大変な病棟と言われていました。
重症度もケア度も高いため、看護師に求められるものは非常に多かったです。
急性期は生命に関わる、呼吸機やドレーンの管理をしつつ急変等の早期発見に努めます。
さらに、早期からリハビリをする事で非常に予後の回復が変わってきますので、日々車椅子への乗車や嚥下訓練をします。
ケアが多い上に体格がいい患者さんが多かったので、体力はとても使いました。
亡くなられる方もいますので、ターミナルケアをご家族と一緒に行ったりもします。
新人で働くには非常に厳しい診療科ではありましたが、学ぶことは非常に多く、今となっては厳しかった先輩方にも感謝しています。
業務量が非常に多いですが、どの診療科よりもやりがいがあると思っています。
脳神経外科は、一般的に勉強が難しそう、麻痺などで動けない人の介助で大変そうというイメージがあります。
しかし、ほかの診療科にはないやりがいがあります。
私が経験したなかで一番やりがいを感じた体験は、寝たきりで動けなかった患者さんがスタッフの懸命なリハビリによって少しずつ動けるようになり、退院までには歩けるようになったことです。
医師、リハビリスタッフなど、看護師以外の様々な職種のメンバーとチームになり、患者さんのリハビリでの目標を定め、その具体的なリハビリ内容を考えてました。
そして、何か月もかけて多職種のメンバーと話しあいながら、リハビリを行いました。
その結果、今まで寝たきりでベットからも起き上がれなかった患者さんが、次第に車いすに座れるようになり、歩行器を使って歩けるようになっていったりと、目に見える変化がありました。
脳神経外科は、急患で運ばれて来ても、症状が落ち着くまで一人の患者さんに対し長期間向き合うことが特徴です。
一人の患者さんが、回復されていく経過を看る経験は、他の診療科では味わえない達成感とやりがいがあります。
また一つの目標にむかってスタッフみんなで協力しあうので、自然と人間関係も良好で、達成感も皆で分かち合うこともできたことも脳神経外科の魅力の一つだと思います。