ICU(Intensive Care Unit=集中治療室)に転職した看護師の体験談になります。
- やりがい
- 良かったこと
- つらかったこと
- 難しかったこと
- 給料と仕事とのバランス
などなど、記載していただけたら幸いでございます。
★の評価については、ICUで働くことについての「おすすめ度」でお願いします。
- (オススメできる)
- (まぁまぁオススメできる)
- (どちらとも言えない)
- (あまりオススメできない)
- (やめた方がいい)
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ここではICU看護師でよかったこと、辛かったことをそれぞれ紹介します。
◎よかったこと
・病棟ナースよりもスキルアップがかなりできる
・アセスメント力がつく
・Dr.との関わりが深く、わからないことは聞ける
・1:2の看護を行うため、先輩たちは余裕があり、優しい
・判断力とスピードがのびる
・単純にカッコイイ
●辛かったこと
・勉強の量が多い(知識量)
・アセスメントができないとつまずく
・超急性期のため緊張感がある
・覚える薬剤がとても多い
・重症患者を受け持つというストレス
集中治療室勤務では、様々な知識・技術が求められますが、その分学べることが多くあります。
幅広い知識を得る必要があり、学習するのが大変ですが、他部署へ異動になっても使える治療はたくさんあります。
また、緊急時の対応もできるようになるので、院外でも役に立つこともあります。
重症な患者さんが多く、精神的につらくなることもありますが、無事に一般病棟に戻られる方もいるので、その喜びもあります。
一般病棟とは看護配置が違うため、1人の患者さんにしっかりと向き合うことができます。
ICUでは様々な重症患者が昼夜問わず搬送されてきます。
心肺停止、意識障害、重度の外傷、自殺未遂など疾患は多種多様。
今にも消えてしまいそうな命をチームの力で救い、次の治療へと繋いでいく場所です。
亡くなっていく人や、意識が戻らないまま機械に生かされている人も多い中、回復し元の日常へ戻ることが出来る人もいます。
命の危機に晒された状態で搬送された患者さんが、辛い治療やリハビリに耐え、歩いて自宅へ退院していく姿を見ると、何にも代え難い喜びが込み上げてきます。
年に数回あるかないかというわずかな経験ですが、その時の患者さんや家族の笑顔、「ありがとう」の言葉がICUで働く私にとっての一番のやりがいです。
ICUでは心臓外科や消化器外科、呼吸器内科や神経内科など様々な科の人が入院しているため、知識が幅広く身に付けることができます。
また、人工呼吸器やCHDF、IABPやPCPSなど医療機器も多く勉強になります。
重症な患者さんばかりで急変もあり、仕事がきつく感じる事もありますが、やはり回復していく患者さんを見れば頑張る事ができます。
3年程働けば、少しはICUの事を理解する事ができ、他の科に異動することも苦ではなくなります。
ICUは危険手当がついているため、病棟勤務よりは少しお給料は高くなります。
仕事量から考えると、もう少しもらいたい気もしますが。
集中治療室(以下ICU)に入る患者の重症度は高く様々な疾患があるため、専門的な知識、技術を特に必要とする。
人工呼吸器管理も多く、鎮静薬が使われていることが多く、管を抜かれないよう手足を結んだり抑制している事ばかり。
そのため、話すことができない患者との関わりで最初は丁寧な声掛けを忘れずいても、忙しさや“薬で眠ってるから” と徐々に声掛けを忘れることもあった。
私の働くICUでは、今まで新人看護師の受け入れはしていなかったが、去年から受け入れるようになり、新人を教えながら働くことになった。
新人と働き、教えるようになり、新人の丁寧な患者への声掛けをみて、改めて初心を忘れず、当たり前の事ができてこそ、いい看護師であると思った。
先程述べたように、ICUは鎮静薬を使われているため、殆どの患者がICUにいたことを忘れていたり、看護師のことも覚えていない。
そんな患者が一般病棟へ戻り、元気になっているところを見たときは嬉しく、更に、覚えていてくれた患者から「あなたのお陰で助かった」」ありがとう」と言われた時は、看護師として誇りに思い、やりがいを感じた場面であった。
日々勉強、医療の進歩により更に知識や技術の習得が求められる。
夜勤もあり、肉体的、精神的にも大変な職種ではあるが、その分やりがいや楽しさがありICUで働き続けたいと思う。
重症の患者さんを受け持つ部署なので、毎日とても緊張感に溢れた職場ですが、循環器・呼吸器・脳神経などの疾患の事から創傷処置などの看護ケア、家族との関わりなど、広く様々な知識を勉強できる場でもありました。
毎日が勉強でしたが、後々になって集中治療室で働いた時に得た知識や経験は、今でも大切な糧になっています。
また、向上心のあるスタッフが多かったため、職場の雰囲気も良く、学会で発表された治療法や看護ケアなどは医師と一丸となって、いち早くみんなで取り入れていく風潮があったのも良い刺激でした。
ただ、緊張感のある現場だからこそ、肉体的にも精神的にも疲弊する職場であり、給料の面から言えば釣り合わないと言うか、物足りなさがあったのも事実です。
やりがいはダントツであるかと思います。
医師や他のコメディカルとも対等に話し合いながら、常に一分一秒を争う中で患者を救っていく。
医療に関する知識も一般病棟に比べたら多いです。
その分、常に死と向き合っていかなければならない辛さもあります。
長い間治療を頑張ってきた患者が亡くなってしまったとき、私はこの人に何をしてあげられたのだろうかという無力感を覚えることもありますが、それでも、私はICUの看護師を続けていきたいと思っています。