リハビリテーション科に転職した看護師の体験談になります。
- やりがい
- 良かったこと
- つらかったこと
- 難しかったこと
- 給料と仕事とのバランス
などなど、記載していただけたら幸いでございます。
★の評価については、リハビリテーション科で働くことについての「おすすめ度」でお願いします。
- (オススメできる)
- (まぁまぁオススメできる)
- (どちらとも言えない)
- (あまりオススメできない)
- (やめた方がいい)
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私が所属したリハビリテーション科は、小学生から100歳近い方までのリハビリのサポートをする仕事でした。
若い方は社会復帰を目指して頑張って下さるのでとてもやりがいがあるのですが、年齢が上がるにつれてやる気がなく、セクハラをされることもあります。
もちろんその際には担当を変わりますが、嫌な思いをしたのも事実です。
人が成長するのを間近でサポートできるのはやりがいがありますが、ストレートに正直なことを言わせていただきますと「そこそこの高齢者の男性」には、あまり関わり合いたくないと思っています。
高齢でも女性患者さんや、若い男女の方、あるいは子供は問題ありません。
事故や病気によって中途障害を負った患者さんが、社会や家庭に復帰する過程に寄り添える科です。
できなくなったことで落ち込んでいた患者さんに笑顔が蘇る瞬間って、自分のことのように嬉しくなりますよ。
障害を負ってしまった辛さから看護師に当たり散らす患者さんも時にはいますが、それは主治医やリハスタッフには見せない姿だったりもします。
辛い気持ちを吐き出してくれているんだと思って、根気よく受け止める度量があれば大丈夫です。
そういう患者さんが何かの時にふと「ありがとう」と言ってくれると嬉しさも倍増です。
リハビリテーション科でも行ってる仕事内容にかなり差はあると思います。
私の場合は、朝の着替えや洗面の介助、食事や入浴、排泄の介助など、日常生活援助がメインで1日が慌ただしく過ぎました。
夜間は不穏患者さんの対応や失禁対応など、座っている暇はあまりなかったです。
そんな援助を必要としていた患者さんが、ある程度自立して社会に戻るための支援ができ、実際に退院できるときは喜びを感じられましたが、大変な診療科ではありました。
急性期リハビリ病棟で勤務していました。
脳血管疾患で麻痺等が発症した方の急性期リハビリを目の当たりにすることで、人の持っている生命力の強さと、回復していく過程の素晴らしさをたくさん感じることができました。
ずっとこの仕事を続けたいと思えます。
■仕事
リハビリテーション科の看護師は、リハビリ前に血圧測定や問診をして身体の変動がないかを評価し、療法士の方に評価結果をお伝えします。
もし、血圧が通常より高めであれば、療法士の方に「身体負荷が高い運動は避けた方がいいかもしれません」と助言をし、患者様が安全にリハビリを施行できる体のチェックを行います。
■やりがい
やりがいは、何といっても患者様のリハビリの進捗に伴う身体の回復の度合いが目にみえてわかることに感動します。
また、リハビリ科では患者様1人にたくさん時間をかけられるので、患者様を通してコミュニケーションスキルを学べます。
■良い点
看護師にとっては、リハビリ科の仕事は楽で、点滴や吸引等の処置が必要な患者様は少ないので心に余裕がもてます。
■給料
ただ、リハビリテーション科の看護師の業務が専門的な処置の必要性が少ないため、看護師の興味は少なく需要に供給が追い付いていません。
そのため、給料は他の診療科と比べて高いことが多いです。
■人間関係
人間関係は、良好な看護部門が多いと思います。
さっぱりしてる人が多い印象です。
■総合的な感想
ナースコールの頻度も少なく、基本的に救急搬送当の対応が少ないため、看護師の方々は心にゆとりが持てるのだと思います。